アフタヌーンで2017年から連載中の人気作品、「来世は他人がいい」。
作者は小西明日翔先生で、前作「春の呪い」で世の漫画好き達の注目を集めた漫画家さんです。
「来世は他人がいい」は、ヤクザの組長の孫娘・染井吉乃が、祖父が勝手に決めた縁談がきっかけで大阪から単身東京に上京するところから話がスタートします。
吉乃の縁談相手となる霧島という男は、見た目は物腰柔らかなイケメンですが、素顔は冷酷な暴力男です。
何の因果か、深山霧島に好かれてしまい東京に留まることになった吉乃の受難な日々を描いているこの作品。
吉乃は、「梅田のホステス」と呼ばれるくらい大人びた美貌の持ち主。
霧島は、何を考えているか分からない飄々とした面もあれば、手のつけられない残虐な面もあり、とにかく謎の多い男。
一般的な高校生の甘酸っぱい青春物語とは程遠いですが・・・とにかくハマると面白いです。
第14話からは、吉乃が夏休みに実家に帰省するという理由から、話の舞台が大阪に移っています。
地元に戻って絶好調の吉乃と、東京からはるばる吉乃の実家まで付いてきた霧島。
そして染井組で吉乃と兄妹のように過ごしてきた翔真。
この3人が一同に介する大阪で、何も起こらないわけがありません。
果たして、待ちうけるトラブルとは・・・?
「来世は他人がいい・大阪編」は、ただ今佳境にさしかかっています。
ですが、アフタヌーン2019年6月号は、作者の小西先生が単行本作業のためお忙しいようで、ひとまず本編はお休みです。
最新号は、吉乃が大阪に帰省してからのエピソードをまとめた番外編となっております。
来世は他人がいい【番外編14話】ネタバレ
ディスカウントストアの美人
ディスカウントストアへ入店してきた若いカップル。
バーベキューをするようで、彼女は一生懸命バーベキューの炭を探していますが、彼氏の方はやる気なくカートを押しているだけ。
そんな彼氏の目に飛び込んできたのは、反対側の通路にいる美人。
「なんやあれ・・・ケバい女やな」
商品棚に多少視界を阻まれても、美人のナイスバディが気になるようです。
「あ~揉みてえ~・・・」
目線を胸元から逸らすこともせず、そんな不埒なことを考えていると。美人の両側にいる男2人が、鋭い目つきでこちらを睨んでいることに気づきます。
そう、美人とは吉乃のこと。
両側にいる男は、霧島と翔真です。
無言の圧力に、一瞬で身の危険を感じた彼氏は、彼女を置いて足早に店内を去ります。
吉乃は自分が買おうとした商品のクーポンが切れていることにすっかり気をとられてスマホと睨めっこをしていたため、そんな視線には気づくはずもなく。
「・・・なあ、向こう歩いてた兄ちゃん ものすごい顔でこっち見てたで ヤバイ人かな?」と呑気なものです。
「そう?気のせいだよ」
「知らん」
霧島も翔真も自分達が睨んで追いやったことには触れず、淡々と買い物を続けるのでした。
ストレスの溜まる串カツ屋
吉乃、霧島、翔真、3人での大阪の夜。
串カツ屋に来たものの、決してテーブル席で和やかに・・・というわけではありません。
カウンター席に座り、2人の間に吉乃が座る形です。
霧島と翔真は2人で会話をしないので、必然的に吉乃が話しかける役目になります。
吉乃が霧島に「これめっちゃ美味しくない?」と言えば、霧島は自分のもあげるよと吉乃に皿を渡します。
ですが、その皿を吉乃が翔真に渡そうとすると、翔真は完全無視で串カツを食べ続けます。
諦めた吉乃、自分でその皿を引き取ります。
そして、今度は翔真が食べている串カツが気になる吉乃。
たい焼きの串揚げという珍しいメニューをほお張り、「うまいわこれ!」とご満悦。
今度はそれを霧島に食べさせようとするのですが、霧島は笑顔で拒否。
2人の男の態度に、吉乃はフツフツとストレスを溜めることになるのでした。
「クッッッそめんどくせえ・・・!!!!」
せっかくの美味しい串カツ、吉乃にとっては消化不良な食事だったかも!?
翔真の好きなもの
夜のスーパーで買出し中の吉乃と翔真。
「そういえば向こうって梅やき売ってないねん 知ってた?」
東京と大阪で売ってるものの違いを教えてあげます。
「・・・嘘やろ」
翔真、おでんに入ってなかったらキレるくらい梅やきが好きらしいです。
「あと紅生姜の天ぷらも売ってないわ 知ってた?」
翔真、天ぷらの盛り合わせに入ってなかったらキレるくらい紅生姜の天ぷらも好きらしいです。
好きなものが料理に入ってなかったらキレると言う翔真に、吉乃は「大阪以外で生きて行かれへんぞ」とツッコミを入れます。
戻って、染井家。
吉乃は、最近東京で食べたかぶき揚げの話をします。
大阪名物のスナック菓子とほぼ一緒だけど味が濃い目という吉乃の評価に、翔真は「・・・いいっすね」と高評価。
続いてピーナッツ味噌を初めて食べた話をしてあげると、それにも「・・・いいっすね」と高評価。
「お前全部好きなんやんけ」
「やっぱどこでも生きていけるわ」
普段から食欲底無しの翔真、お気に入りの食べ物がなくても、新天地で新しい味に出会えればなんとか生きていけそうです。
水族館での策略
吉乃と霧島は2人だけで水族館に来ていました。
「外出したら写真を撮って送る」という祖父の好みに合わせるべく、写真を撮って欲しいとお願いする吉乃。
吉乃から渡されたスマホを構える霧島ですが、ジンベエザメが泳いでると教えると、吉乃がカメラではなく水槽に目線を移します。
その瞬間、霧島は自らのスマホ(シャッター音消音機能付き有料カメラアプリを内蔵済み)で吉乃を撮影。
ジンベエザメに気をとられ、撮られたと気づいていない吉乃をいいことに、霧島は改めて吉乃のスマホで撮影を続けます。
吉乃が普通に写真を撮らせてくれないため、霧島はこうしてあの手この手を駆使して隠し撮りを増やしているのでした。
来世は他人がいい【番外編14話】まとめ
本編ではなかなか見られないほんわかするストーリーばかりでしたね!
霧島が日々「吉乃は可愛い」と絶賛しており、吉乃はそれをいつものことだと軽く流しておりますが、本当に吉乃は美人なんですよね。
吉乃本人は自分の容姿で色々苦い経験があるため、多少コンプレックスに思っているようですが・・・。
それでも、やはり吉乃の美しさは注目を集める!というのが分かるエピソードもありました。
また、翔真の燃費の悪さについては度々触れられて来ましたが、食の好みも明かされましたね。
前回のストーリーでは、翔真がいよいよ本領発揮か!?という殺伐とした雰囲気の中終わりました。
番外編では微笑ましいエピソードを見せた翔真、次回はカッコよい姿を見せてくれるのでしょうか?
番外編を挟んだ分、ますます続きが気になる「来世は他人がいい」でした!
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今回は、来世は他人がいい【番外編14話】のネタバレを紹介しました!
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