女王の力を持った文と心の掃除屋・玖太郎が試練を乗り越えて成長していくクイーンズ・クオリティ。
文が幾多の困難の末に「真の女王」となると、玖太郎の中に封印された蛇がいることが発覚!
内なる蛇とどう対峙するのか?これからが楽しみな青龍編が始まります。
前回までのあらすじ
理不尽な運命を乗り越えて文が女王として成長して「真の女王」となり、やっと玖太郎と文の想いも通じ合いました。
玖太郎の中に封印された蛇がいるとはわかったものの、つかの間の日常を幸せに過ごしている堀北家に、予想外の試練が…
以前に正義を振りかざして文の黒の女王を目覚めさせた青龍の若隊長・藍丸がやってきて、次期当主候補の碧唯に蛇がついていて、同じように蛇を持っている玖太郎を引き合わせることで活性化させて、碧唯に本当に蛇がついているのか確認したいと頼まれたのです。
青龍の蛇の話を聞いて高揚した玖太郎の蛇が、その夜に表面化!
唯一蛇を殺すことのできる白の女王の力の一部を預かった文が、蛇を屠ろうとしますが、蛇の必死な様子に、玖太郎は青龍の蛇に会わせるからと、取引を持ち掛けたところで10巻は終了でした。
心配する大人たちをよそに、自身の蛇を恐れない玖太郎の強さ、本当に大きく成長したと感慨深いです。
文が女王になるまでの数々の試練の中で、玖太郎も数多の試練を乗り越えてきたからこその強さですね(*^^*)
そして、想いが通じ合った二人の恋も、優しく順調に進んでほのぼのした様子が幸せでした(≧▽≦)
この記事ではクイーンズ・クオリティ11巻ネタバレを紹介します!
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クイーンズ・クオリティ11巻のネタバレ
第49話
初めて玖太郎の心間で蛇と対峙した文が目覚めると、一足先に目覚めた玖太郎や家族のみんなに優しく迎えられます。
蛇ではなく玖太郎自身であることに震えながら安堵する文。
文が助けてくれたおかげと感謝する玖太郎は、みんなにも心配をかけたと謝ります。
そして、蛇と対峙した時の様子をみんなに語り始めました。
封印されていた蛇が目覚め、玖太郎の身体を奪って文のことを襲おうとしたこと。
膝蹴りと頭突きで蛇を跳ね除け、心間の奥へ向かったこと。
いったんは蛇が出てきたけれど、真の女王になった文が、白の女王しか持っていなかった蛇を殺す力を借りて蛇を殺す力を持っていたことで、乗っ取られずに済んだのだと…
大病を生む悪の権化の蛇を、殺せる力がありながらどうして殺さなかったのかタカヤに問われると、泣いて嫌がった蛇に情けをかけたわけではなく、簡単には殺せない事情があって蛇に取引を持ち掛けたのだと説明します。
条件を飲むなら、会いたがっている「青龍の蛇」に会わせると聞くと、蛇も条件を聞いてみますが…
自分の身体を勝手に使うことは許さない、普段はおとなしく待機していて、玖太郎か文から命令があったときにだけ表に出ること、蛇以外の他人を傷つけたり利用したりしないこと、と重ねていくと、ペットにでもするつもりかと切れる蛇。
千年在り続いた蛇のひとりで、人間よりはるかに高次元の存在だと玖太郎を馬鹿にしますが、玖太郎が一番強いと思っている父親のマントや、父親と自分を混ぜたような容貌の蛇に、すべてにおいて自分の価値観をパクっているのに千年の英霊とか笑わせると、冷静に反撃します。
反撃されて切れる蛇に、害をなすならこのまま死ねと言う文でしたが、蛇を刺すと玖太郎の同じ場所から血が噴き出し…
服従を拒んでも、依代だから繋がっていて、単に蛇を殺せば終わりというわけではないことに気づきます。
それでも、蛇をそのまま殺せと言う玖太郎は、両親について言及。
死ぬつもりなんて全くなかった場所で、自分や文を守るために戦って亡くなったけれど、命を粗末にしたわけではなく、全身全霊をかけて自分たちを守って死んだ。
そんな二人の息子だからこそ、自分が傷ついても世の中に害をなす蛇を、取引ができないなら生かしておくわけにはいかないと、蛇を殺すように言い募る玖太郎の本気に、取引に乗ると蛇に約束させました。
という話をみんなに説明し、蛇と約束をしてしまったから青龍に行くことになったと伝えると、青龍なんてどうでもいいから、命をかけるような真似をするなとタカヤに怒られます。
先代は大変な仕事を見事にやってのけた玖太郎を誉め、自分の命を握らせた文がどんな気持ちで支えたのか、謝ってお礼も言うように諭します。
堪えていた文も、優しくされると涙が止まらなく、こんなことは二度としないと約束する玖太郎でした。
それから数日後、青龍・藍丸らとともに本部ビルに突入する作戦を決行、最上階の役員室の碧唯を目指します。
条件を飲ませられる自信があったのか、本当に自分は死んでもいいと思っていたのか?どちらにしても玖太郎の信念を貫く強さと、それを信頼して不安は全く出さない文、ふたりの強さと冷静さが印象的でした。
第50話
碧唯に蛇がついているのか確認するため、青龍本部への突入を決行した藍丸・玖太郎・文。
裏口などから侵入するのかと思えば、青龍のカチコミ用仮面をかぶって、正面から新人の訓練中という体で入り、受付のお姉さま方や守衛長にごあいさつしてから、役員室まで向かいました。
警備の協力者を得て、無事に碧唯の役員室へ着いた一行は、お菓子を片手ににこやかな笑顔で迎えられます。
何度も面会を願ったけれど門前払いだったという藍丸に、幹部の事故などが重なったから本部の人たちがピリピリしているだけだと笑顔で返す碧唯。
優しい笑顔の碧唯に、本当に蛇がついているのか?女王の文ですら判断できませんでしたが、玖太郎の中の蛇が暴れ始めると、その子も蛇だね、と認めるような発言が…!
玖太郎は自身の蛇が表に出てくることを許すと、それまでの玖太郎と全く違う独特の黒い気配になりますが、それでも碧唯の気配は変わらず、動かない碧唯に玖太郎の蛇が先制攻撃を仕掛けます。
人外の速さで襲い掛かる蛇でしたが、冷静な碧唯の一撃に簡単に倒されてしまいます。
一撃後、それまで目を隠していた碧唯が手をどけると…これまでとは全く違う蛇の目をしていました。
間髪入れずに玖太郎の蛇に襲い掛かろうとしたところを、女王の力で文が制止!
秘書のセイラがお茶を運んできて、一発触発の空気を緩めると、藍丸は稽古をつけてもらっていたと言い訳をして、逃げ帰ることになんとか成功しました。
気を失っていた玖太郎も帰りの車の中で目を覚まし、藍丸は有意義な作戦ができ、碧唯に蛇がついているのを確認できたと、お礼を言います。
そして、助けてもらって言いにくいけれど、玖太郎の蛇が弱すぎるのでは、と…
イキがってた玖太郎の蛇、簡単に倒されすぎましたね(笑)
強い強いと自らの力を誇示するよりも、普段は表に出さない碧唯の蛇の怖さが不気味でした。
第51話
青龍本部から戻った後、玖太郎と文はウチガワヘ、蛇と対峙します。
瞬殺された弱さについて確認すると、最初は言い訳を並べていた蛇も、自分と青龍の蛇の力の差を認め、弱いことの理由は、玖太郎との取引だと言います。
依代である玖太郎を蛇の支配下に置いていないから、身体も精神も自由に使えないのが一因である。
依代の「願」を主食にして精神と人格が枯れ果てるまで吸い出すことで力をつけて、食い尽くしたら、他の人間の精神を「贄」にし、依代の願を補完しつつ蛇も力をつけていくのだと。
蛇の言うことに全く賛同できない二人ですが、弱い蛇の側に女王がついていると青龍の蛇が認識したこと、女王は質の高い贄だから、次は青龍の方から襲ってくるだろうと言われ、考え込みます。
文は白の女王の一部としてミヅチ切の力を持っているけれど、青龍の力を溜め込んだ蛇に効くのか未知数で、蛇が正体を見せるまで気配に気づけなかった文に勝算があるのか?
今のままでは、青龍の蛇に玖太郎は対抗できないから、勝算があるかわからない文ひとりで戦うことになってしまう。
考える二人に蛇は、ダメ押しのように思い出したことを伝えます。
蛇の依代は力を吸われるだけの哀れな存在ではなく、「神」となれる絶大な見返りがあり、蛇同士の喰い合いで最後まで残る強大な自分と依代の玖太郎が神となり、願を叶えられる!
蛇としてはこれ以上の恩恵はないだろうと得意気ですが、玖太郎は心底嫌そうな顔をします…
外の世界に戻った二人は帰りの車内で目を覚ましたところで、藍丸の部下の樹がいきなり二人を侮辱し始めます。
特に文に対して、「女のくせに」と激昂して辛辣で、そんな樹に対し、藍丸は反省するように言い、自室に帰るよう促しました。
夜食を食べながら、玖太郎は藍丸たちに蛇との対話の内容を伝えます。
「願」が重要なポイントであることを話すと、藍丸は碧唯にも、蛇に取り込まれても叶えたい願があるのかと、尊敬していた碧唯をなんとかして救えないか考えます。
藍丸たちにとって大切な存在であった碧唯を救う方法はあるのか?考える文は、蛇が表面に現れた時の顔を思い出し、怖くなります。
先に風呂に入ることにして退出した文、残った男性陣はその夜の部屋割りの話の中で、玖太郎と文が付き合っていることをいじり、恋愛ポンコツな藍丸は大慌て(笑)
付き合っていることとは別に、蛇のことや以前の黒の女王のことなど、何かがあった時に一番にお互いを守れるよう同室がいいのだと真摯に話す玖太郎でした。
一人お風呂に入った文が、青龍の人も知り合えたらみんないい人で良かった、一人だけは例外だけど、「おまえばっかり」という切れ方がおかしいと思いながら体を拭いていると…
女性用風呂に、裸の樹がやってきて、なんと樹は女性!
第52話
お互い裸で女性であることを隠しようがない状況でばったり会ってしまうと、パニックになった樹は、「これ以上知られるわけにはいかない」「なんでも言うことを聞く」と卑屈な様子で言い始めます。
そんな彼女の肩には気になる痣が…
文は、黙っていてほしいというなら誰にも言わないし、対価も不要だけれど、他の誰かに秘密を知られて言うことを聞かされているのか?と問います。
堀北家で文を襲ったのも、藍丸と玖太郎の接触を妨害するための誰かの命令だったのか?誰かの命令で上司の藍丸を裏切っているのか?と重ねると、切れた樹が文に殴り掛かります。
自分は女のままじゃ藍丸のそばにいられないのに、文ばかり女なのに大事にされている、と…
樹が感情的になると、肩の痣が濃く広がっていき、痣について文が話そうとすると、踵を返して逃げていきました。
痣のことなど樹について色々と気になることはあるものの、秘密にしてと言われたので、玖太郎のところに戻った文は、樹のことは話さないでおきます。
優しくキスを交わした後、玖太郎は蛇に餌をやりに行ってくる、と言い出します。
文は辛いながらも、玖太郎がそう言うだろうとわかっていたからと、受け入れます。
青龍の蛇に狙われる状況で、戦う力がないのを嘆くのではなく、蛇に「願」を喰わせて強くすることを決断。
文は、「私はあなたのための女王です」「必要なとき、いつでも呼んでください」大丈夫だと信じているから、と送り出します。
ウチガワで蛇と向き合う玖太郎は、自分たちが生き残るには、最弱の蛇を強く育てて利用する、そのために「願」を喰わせる、と伝えます。
玖太郎の「願」は「最後まで俺のままであること」、傲慢であっても、自分のままでもう一度文に会えるように、と願いながら自分を蛇に差し出すのでした…
信じて送り出す文の強さも、これからの自分たちのためには蛇に自分の願を喰わせることを決断した玖太郎の強さも、どちらも静かで強い信念があって、ふたりの願いが叶うようにと、応援せずにはいられません。
クイーンズ・クオリティ11巻口コミ・評価
確かに、毎巻どこかで「え?」とびっくりすることが多いクイーンズ・クオリティ、展開から目が離せませんよね~!
QQスイーパーから読み直して世界に浸ると、電撃デイジーもまた読み直したくなってきます(*^^*)
玖太郎、どんどんいい男に成長してきましたね♡
毎回読み直して、7-9巻の白の女王の話は、何度読んでも涙無くして読めないです(T_T)
真剣な内容でシリアスになりすぎると暗い話になってしまうのに、コミカルなシーンが多く、前向きになれますよね~!
これまで恐怖の対象として描かれてきた蛇も、弱いとだんだんと可愛く思えてきました。
青龍もみんな、いい味になってきなってきて、今後が楽しみです♪
クイーンズ・クオリティ11巻まとめ
これまでの経験で成長した文と玖太郎の精神的な強さが際立っていた11巻でした。
以前はいきなり襲ってきた青龍も、知ってみると、礼儀正しいいい人ばかりで、一番いやなヤツだった樹にも事情があるようで、対峙する悪の側にも向こうなりの正義があるのだと描かれていて、優しい気持ちになれます。
初めて会った碧唯との緊迫した空気の中では、一人のほほんとした秘書のセイラが印象的でした。
藍丸が堀北家に相談に来て樹が妨害した時も、セイラさんに何か言われたのだろうという会話があったので、ただのおっとりした人なわけではなく、大きな鍵になってくるのではないでしょうか?
蛇側の一番の強敵なのか?それとも敵側にいると見せかけた味方なのか?どちらかな気がします。
そして、蛇が表面に現れた時の碧唯の顔は、「ハジメ」の顔でした…
文が怖がる「ハジメ」の銀のうみへび、碧唯についているのが、最大の敵になるのでしょうか?
今後どうなるのか、続きが気になって仕方ありません(≧▽≦)
クイーンズ・クオリティを無料で読む方法!
今回は、クイーンズ・クオリティの11巻ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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文や玖太郎の信念ある強さは、言葉よりも目の表情に現れていました。
成長した二人の様子を、ぜひ漫画で楽しんで下さい(^^)/