月刊コンプエースで好評連載中の『駆除人』。
小説投稿サイト『小説家になろう』で人気を博した花黒子先生の小説を、浅川圭司先生による作画でコミカライズした作品です。
清掃員兼害虫駆除業者のおじさんが異世界へと転移し、害虫型の魔物を大量に駆除する事で、メキメキと強くなっていくストーリーです。
しかし彼は地位も名誉も望まず、自由気ままに生きる性質のため、物語もそこまで殺伐としておらず、人間ドラマを中心に穏やかに展開していきます。
この記事では、そんな『駆除人』(漫画)の、2巻のネタバレをさせていただきます!
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2巻の見どころである、かなり気合が入っているゴ〇ブリの描写、そして相変わらず妖艶で肉感的な女性キャラクターはぜひ、実際の浅川圭司先生の絵で堪能してみて下さい!(*´▽`*)
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駆除人 これまでのあらすじ
主人公のコムロ・ナオキは生前、清掃員兼害虫駆除業者として生計を立てていましたが、死後、神様の何らかの意思によって、RPGのような仕組みを持つ、ファンタジーの世界へと飛ばされました。
エルフや獣人、そして戦士が当たり前のように闊歩するこの世界でも、ナオキはやることを生前と何一つ変えません。
毒餌を用いてネズミの魔物を駆除したり、大量発生したハチの魔物を退治したりと、生前培った技術と知識を武器に、ナオキは異世界を生き抜いていきます。
駆除員という仕事柄、ネズミやハチ、ゴキブリといった魔物を大量に片付けるため、仕事が終わるとナオキのもとには毎回、桁外れの経験値がガッポリと入ってきます。
みるみるレベルが上がっていくナオキは、自分でも気づかぬうちに伝説の勇者をしのぐ程の強さを手にしていました。
前巻のラストで、自分がいる世界の事をもっと把握しておきたいと考えたナオキは、この世界の見聞を広めるべく旅に出ます。
なりゆきでついてきてしまったアイル元教官も一緒です。
二人が最初に目指すのはオスローの町。
この町ではどんな依頼がナオキたちを待っているのでしょうか!?
駆除人 2巻のネタバレ
ナオキVS黒くて速いアイツ
オスローの町でナオキが最初に受けた依頼は、大きな屋敷に大量発生してしまった「バグローチ」の駆除でした。
バグローチとはいわゆるゴキブリです。
駆除の定番ですね。
メイドさんに案内されながら、依頼主の豪邸を下見して回るナオキ。
ちなみに今回の依頼主であるこの屋敷の主人、奴隷商で儲けて、こんな大きな家を建てているとの事。
あまり気分のいい話ではないですね。
地下へ行くと、奴隷を閉じ込めた牢がズラリと並んでいました。
そこの衛生環境があまりに劣悪なため、バグローチが大量発生してしまったのだろうとナオキは見立てます。
早速バグローチ駆除に取り掛かるナオキ。
自作のバルサンのような駆除剤を屋敷の各所に配置し、魔法を使って一斉点火します。
ところでナオキを案内しているメイドさん(かなりご年配で、テルという名前)、ナオキの一挙一動を見逃すまいと、刺すような眼差しで監視しています。
やはりこの世界の人にとって、ナオキは初見だとかなり得体の知れない人物に映るようです(;´∀`)
さて、着火された駆除剤から吐き出される煙に燻し出されたバグローチたちが、避難場所を求めて一斉に地下に集まってきました。
たちまち、ナオキとテルがいる地下の一室はゴキブリまみれに。
ナオキを監視していたテルはびっくりして、立ったまま気絶してしまいました。
テル、お堅い人かと思いきや、お茶目な一面もあるようです(*´▽`*)
こうして一か所に集めたバグローチを一網打尽にしたナオキは、屋敷中のバグローチを一匹残らず駆除してのけたのでした。
メイド、ナオキの旅の仲間になる
オスローの町を旅立つ一台の荷馬車。
その荷台に、ナオキたちが乗っています。
ナオキの横にはアイルと・・・そして先の屋敷でメイドとして働いていたお婆さん「テル」が。
バグローチ退治を依頼した屋敷の主人は、思った以上のナオキの駆除成果に、代金を全て払いきれませんでした。
そこでお金の代わりに、テルをナオキに寄越した訳です。
なんだか厄介払いをされたみたいで、テルがかわいそうです。
しかしあんな屋敷にずっといるよりは、ナオキたちと旅をしていた方が、いくらかテルの精神衛生上もいいかもしれませんね。
ナオキ達が荷馬車に揺られていると、突如ワイバーンの群れからの襲撃に遭いました。
しかしそこは腕利きの女戦士、アイルの出番。
鮮やかな剣技でワイバーンたちを倒すと、そのまま焼肉にして食べてしまいした(≧▽≦)
あまりにも数が多く、ナオキたちの手に負えないので、ワイバーンの上位種であるレッドドラゴンにこれらを食べてもらう事にします。
このレッドドラゴン、威厳に満ち溢れた外見とは裏腹に、「外出るのだるい」と、かなりの面倒くさがり屋。
しかしナオキが事情を説明すると、「確かに腹も減ったしなあ」と、無事、ワイバーンを食べに行ってくれました。
ワイバーンの案件が解決した所で、ナオキ一行は次の町へ向かいます。
テルの心境に訪れる変化
ナオキ一行が続いてやってきたのは、マリナポートという港町。
ナオキ達がいる大陸の出入り口となっているようで、貿易や造船業がたいへん盛んな町です。
ナオキはこの町で、自分たちが世界を旅するための船を買いたいと考えているようです。
確かに今までのナオキたちは、徒歩、あるいは荷馬車へのヒッチハイクで移動していましたから、自分たちの船があればかなり移動がラクになりますね!(≧▽≦)
そうと決まれば早速お仕事、造船所の清掃と、そこに巣食うマスマスカルの駆除を引き受けます。
清掃がメインの依頼ということで、今回はテルもナオキに同行します!
造船所に着くと、豪放磊落な感じのする老年の男性・ボロック所長がお出迎え。
ボロックは、一代でこの造船所を築き上げた実力派の船大工です!
ナオキとテルはさっそく、ボロック所長に造船所の中を案内されるのですが、この造船所、作業場以外はどこも散らかり放題。
従業員は男性ばかりで、船へとかける情熱は熱いものの、整理整頓のたぐいは苦手との事。
広大な造船所の中を、テルとナオキは力を合わせて片付けていきます。
自分は奴隷だからと、どうしても一歩引いてしまうテルに、「言いたいことがあったらじゃんじゃん言っちゃっていいからね」とナオキ。
テルはナオキが自分を対等に見てくれていると感じ取り、人が変わったように仕事にも気合が入るようになります。
掃除にご飯の用意と、家事の辣腕を余すところなく振るうテル。
男所帯であった造船所の工員たちから、涙が出るほど感動されます。
生まれて初めて、自分の作ったご飯を感動しながら食べてもらえたテルは、胸に何か暖かい感情がこみ上げてくるのでした。
老メイド・テルの結婚
造船所の人たちの中で、特にテルと親しくなったのは、所長のボロックでした。
テルはいつの間にか、ボロック所長のだらしなさを叱ったり、「あなたが部下のお手本にならなくてどうするのです!」と激励するようになります。
豪胆な性格のボロック所長も、テルの前ではタジタジ。
二人の間に、しっかり者の奥さんと、尻に敷かれる旦那さんのような構図が出来上がります。
まるで家族のようだと、陰ながら見守るナオキ。
(そういえば、ナオキの家族はどうしているのでしょうね?)
開始から一週間ほどして、ナオキたちの造船所掃除の仕事は無事終わりを迎えました。
ボロック所長のもとに最後の挨拶に行こうとするナオキですが、なぜか工員たちに足止めされます。
工員たちが指さす先を見てみると、そこには、何だかいい雰囲気になっているボロック所長とテルの姿が(*´▽`*)
ボロック所長が照れたように、テルに何かを話しているみたいです。
ナオキが来ている事に気付いたテル、「ボロック所長プロポーズされました」と打ち明けます。
もちろんナオキは祝福するのですが、テル自身にまだ迷いがある様子。
人生の大半を奴隷商の屋敷のメイドとして過ごしてきた自分が、今更外の世界で暮らしていけるのか。
年を取った自分が今頃、幸せなど求めていいものか。
しかし最後にテルの背中を押したのは、やはりナオキの言葉でした。
「年をとってからはじまる新しい人生、いいじゃないか。今まで取りこぼしてきたたくさんの幸せを、これから作っていけばいい」
嬉しさに涙ぐむテルのもとに、ボロック所長が恥ずかしそうにしながら指輪を持ってきます。
幸せそうな表情で指輪を受け取るテル。
造船所は、その様子を見ていた工員たちの歓声と祝福に包まれるのでした・・・。
孤独な魔物学者、旅の仲間になる
テルがボロック所長の元へ嫁いで行った次の日。
久方ぶりに、ナオキは最初の町で出会ったセーラ(ヤモリ獣人の少女)と、バルザック(犬獣人のお爺さん)に連絡を取ってみる事にしました。
一巻でナオキが作ってみた通信袋の出番です!
バルザックの方は、墓守の仕事にも慣れてきて、穏やかな日々を送っている様子。
ナオキの旅の無事をいつも祈ってくれているようです。
セーラの方は、魔法の猛勉強に勤しんでいる様子。
ナオキに恋しているセーラは、ナオキがアイルと二人で旅していると知ってご乱心。
何はともあれ、二人とも元気そうです。
バルザックとセーラの息災を確認した所で、ナオキたちは今後の方針を相談します。
今後の事を考え、魔物の生体に詳しい学者を見つけ、旅に同行してもらいたいという考えに至りました。
アイルの情報によると、このあたりの元地方領主の娘が魔物学者であるとの事。
早速ナオキがその魔物学者のもとを訪ねると、そこには餓死しかけている女性が!Σ( ゚Д゚)
彼女こそが魔物学者・ベルサ。
研究に没頭しすぎて無一文になり、このように餓死しかけていたとの事。
自分の知識を生かしてお金をもっと稼ぎたいものの、地元の人たちからひどく嫌われているため、それが叶わないのだそうです。
何かわけがありそうですね。
連日の駆除で経済的に余裕があるナオキ、ベルサのスポンサーになりたいと申し出ます。
ナオキがベルサの研究費や生活費の面倒を見る代わりに、ベルサは研究成果をナオキに提供するという訳です。
こうして、ナオキがベルサの家に通う日々が始まりました。
ベルサが研究に打ち込む間、ナオキはベルサの家の清掃や食事の支度を手伝います。
ベルサともだいぶ親しくなったナオキ、ある日思い切ってベルサの身の上について尋ねてみました。
何故地元の人に嫌われているのか。
そもそも何故ベルサは魔物学者を目指そうと思ったのか。
ベルサの父は、領民からとても慕われている領主でしたが、ある日、彼が領民に支払うお金を乗せた馬車が何者かに襲撃されてしまいます。
その後も何度も襲撃が起こり、領民に定期的にお金を届けることができなくなったベルサの父は信用を失いました。
領民の怒りはベルサの父に向けられるだけでは収まらず、その娘であるベルサまで恨まれるようになってしまったのです。
落胆するベルサは現在の地方領主・・・つまりベルサの父の後任の男に勧められ、魔物学者になったのだそうです。
現在の領主をとても信頼していると微笑むベルサでしたが、実は彼こそが、馬車を襲撃し、ベルサの父を失脚させた張本人でした。
ベルサが生きている限り、いつか自分の地位が狙われるかもしれないと危惧した現領主は、ある夜、ベルサを誘拐し、彼女の家に火を放ちます。
駆け付けたナオキとアイルは、領主の手下の敵兵を倒し、ベルサが領主の館に囚われているとの情報を引き出します。
ナオキとアイルが領主の館に乗り込むと、そこには既に二人を待ち伏せしていた沢山の敵兵が。
しかし連日の魔物駆除でレベルが爆上がりしているナオキ、自分を包囲する敵兵を事もなげに倒し、あっという間に領主のもとへたどり着きます。
ベルサを人質にとる領主でしたが、ナオキの桁外れの強さを目の前で見せられ、あっさりと戦意喪失するのでした。
無事ナオキに保護されたベルサは、現領主にずっと騙されていた自分が不甲斐ないと涙を流します。
家も研究成果も全て燃やされてしまい、途方に暮れるベルサに、「俺たちと一緒に来ないか」と声をかけるナオキ。
ナオキを信じてみたくなったベルサは、彼と共に旅する事を了承するのでした。
一週間後、ボロック所長が手配してくれた小さな船に乗り、ナオキ、アイル、そしてベルサはマリナポートの町を出発します。
造船所の面々とテル、そして実はベルサに怒りを向けたことをずっと後悔していた町の人たちに笑顔で見送られながら、マリナポートを後にするナオキ一行。
次に向かう場所では、どんな物語が彼らを待っているのでしょうか・・・!
駆除人 2巻の口コミ・評価
駆除人 2巻のまとめ
いかがでしたか?
個人的に、駆除人2巻は、何といってもテルのエピソードが印象的でした。
今まで自由とは無縁の生活を送っていた彼女には、末永く、ボロック所長と幸せに暮らして欲しいものです(^^)
そして新しい旅の仲間、ベルサのこれからの活躍にも期待です!
アイルが肉体派で刺激的なお姉さんだとすると、ベルサは知性派で淑やかな女の子といった感じで、この二人の女性キャラの対比が面白いです(*´▽`*)
ナオキは両手に花状態で、何とまあ羨ましい・・・!
次巻ではいよいよナオキ以外の異世界者も登場する『駆除人』、これからの展開にもますます期待ができますね!
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今回は、駆除人の2巻ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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記事のみでは伝えきれない魅力がたくさん詰まっているので、よろしければこの機会に、実際の漫画の方も手に取ってみて下さい♪
幸せそうなテルを、ナイスバディなアイルを、ぜひ実物の漫画でご覧になってくださいね(*´▽`*)