前回のあらすじ
2度目のインターハイが終わり、小野田は夏休みを過ごしていた。
ひょんなことから、峰ケ山で出会った雉弓射の誘いにより、小野田はMTBレースの観戦に向かった。
そのレースでは、雉と、そのライバルである吉丸雷音との激闘が繰り広げられる。
結果は、雉に軍配が上がった。
その後、雉のスペアバイクを借りて、小野田がMTBレース《初心者コース》に初参戦!
雉が小野田に与えたミッションは、雉のバイクを1番先にゴールへ届けること。
つまり、1位でゴールすること!
レース開始から、慣れない路面に悪戦苦闘のすえに、ようやく先頭の壱藤に追いつく小野田。
【泥の登り】に差しかかった小野田は、壱藤を追い抜くべく、得意のハイケイデンスクライムを試みる。
しかし、泥でタイヤが滑り苦戦。
一方、壱藤は、独自のバイクテクニックを駆使して小野田を引き離していく。
ゴールが目前に迫り、焦りを隠せない小野田は、コース横に立っていた雉にアドバイスを求めた。
しかし、彼から返ってきた返答は「なにもない」の一言だった!
果たして小野田は、このピンチを切り抜けられるのだろうか!?
この記事では弱虫ペダル第589話のネタバレを紹介します!
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弱虫ペダル 589話 ネタバレ
最高のアドバイス
“「何もない」“
ーーーーーー
(小野田)“「泥が大変でペースが上がらなくて」
“「何かありますか、前に追いつく方法は」“
そうアドバイスを求めた小野田坂道に対し、雉の口から出たセリフは、“「何もない」“ の一言。
小野田の背中が遠くなったころ、[カメラマン]と[ポロシャツの男性]が雉に話しかけてきました。
(カメラマン)「今の一言は、いくらなんでも厳しすぎたんじゃないの?」
[ポロシャツの男性]も、それに同意を示します。
しかし雉は、「そすか?」と逆に聞き返しました。
「え?」と虚をつかれたような表情をした2人の男性に、なおも雉は言葉をつづけます。
(雉)「オレは、あのとき、あの状況の彼にたいして——-」
“「最高のアドバイスをしたつもりですけどね」
弱虫ペダル589話より引用
一歩一歩、確実に
大半の人間はアドバイスを求めたとき、返ってきた答えが「何もない」となれば、心が折れてしまうのではないでしょうか。
しかし、やはり意外性のある男…小野田坂道は違いました。
彼は、「何もない」という雉のひとことから、こんな答えを出してみせたのです…
“早く追いつく方法もない“
“泥の登りでペダルをはやく回す方法もない“
“先頭に、一気に追いつく方法は、もはや皆無にひとしい“
だから、
(小野田)一歩一歩、確実にやれってことですね!!
弱虫ペダル589話より引用
選択肢
雉は、[カメラマン]と[ポロシャツの男性]に、ふとこんなことを問いかけました。
(雉)“人にとって、選択肢は多い方がいいと思いますか?“
それに対し、“「たくさんあった方がいいだろう」“と[カメラマン]が。
“「そうだな、いろいろできるってことだろ、その方がいい」“ と[ポロシャツの男性]も同意を示します。
しかしこの後、雉が語った言葉により、2人の男性は言葉を失いました。
雉の言葉は以下の通り。
・選択肢はあればあるほど、人はみんな目移りしてしまう。
・“あれをやれば成功するかも“ “こうした方がさらに早くなるのではないか“ そう考えてるうちは、実は「迷ってる時間」であって、「進んでる時間じゃない」
・人が全力・全開で進んでるときは、余計な選択肢がすべて削ぎ落とされて、
(雉)「たったひとつに絞られた時なんです」
弱虫ペダル589話より引用
MTBの厳しさ
小野田は、雉の目が語っていたメッセージを、しっかりと受け取っていました。
“「それがこの世界(=MTBの世界)の厳しさだ」“ と。
それと同時に、小野田は自身のなかで再認識したのです。
“ごまかしはきかない“
“コース上に仲間はいない“
“それがたった1人で闘う競技、MTBなんだ!!“と。
そして、小野田のまっすぐな目を見届けた雉は、
(雉)「もしかしてこの先、オレが考えつかないやりかたで…壱藤くんに追いつくのかもしれない」
弱虫ペダル589話より引用
そう予感したのでした。
ヒメ♪
一方で、先頭を走る壱藤は――-
(壱藤)“何だあいつ!!“
後方をふり返り、驚きを隠せずにいたのです。
なぜなら、すぐ後ろに着実に迫ってきているのは…
(壱藤)“何でまだついて来んだ!!“
すでに心が折れたと思い込んでいた、小野田坂道、その男だったから。
さらに、リズミカルに足を回す小野田の脳内では、“例の歌“ が流れはじめていました!
ヒメ♪
次号につづく
弱虫ペダル 589話 まとめ
さて、今回は弱虫ペダル RIDE.589 「何もない」のストーリー展開を、ネタバレ盛り沢山でご紹介しました!
それでは、もういちど今回の話を振り返ってみましょう。
まず、雉が小野田に与えたアドバイス(=「何もない」)は、一見すると小野田坂道を突き放す言葉にも捉えることができましたね。
しかしその言葉を、小野田はポジティブに受け止めます。
“一歩一歩確実に進んでいく“ と心に決めたことにより、彼のなかで迷いが吹っ切れたのです。
片や先頭を走る壱藤は、みごとに焦りを覚えましたね。
雉は吉丸との激闘の最中、MTBレースにおける最大の敵は “焦り“ だと語りました。
壱藤はテクニックこそ初心者離れしていますが、果たして “焦り“ をコントロールするだけの精神力は持ち合わせているのでしょうか。
いや、壱藤がパニックになるのは、火をみるよりも明らかでしょう。
なにせ、小野田がいきなり歌いはじめたのですからね。
つづく曲名は『恋のヒメヒメぺったんこ』なのか、はたまた『ヒメのくるくる片想い』なのか定かではありませんが、いずれにしろ面白くなる予感しかしません。
次回で注目するべきは…レースの行方を見守る雉弓射、吉丸雷音、鈴音たち。
彼ら彼女らが、小野田坂道がレース中にアニソンを歌うという奇行に、どんなリアクションを示すのか、ですね。
壱藤の取り乱す姿もあわせて、楽しみです♪
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今回は、この記事では弱虫ペダル第589話のネタバレを紹介しました!
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