軽めで読みやすいのもいいけど、たまには重い話が読みたい。
だけど長すぎると気が滅入ってくるから嫌。
・・・なんていう風に思うとき、ありませんか?
今回は、そんな気分のときに読むのがぴったりな漫画『二人は底辺』を紹介していきます。
「底辺」で生きる主人公2人がお互いに救われていくようすには、心があたたかくなります。
何より2人のキャラクターが良い!かっこよさというか、強さというか、うっかりハマってしまう魅力があります。
人気漫画【来世は他人がいい】の外伝ということでサクッと読めて、だけど本編も読めばもっと楽しめるというのも嬉しいポイント。
ふつうとはちょっとちがう物語を読みたいときにオススメです!
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二人は底辺 作品・作者紹介
『二人は底辺』は、『来世は他人がいい』の外伝的作品です。
・・・といっても、なんだそれは?という人もいると思うので、まずはそちらから説明しますね。
『来世は他人が良い』は、現在も『アフタヌーン』で連載中の大人気漫画。 「次にくるマンガ大賞 2018」コミックス部門の1位に選ばれるなど、ファンも多い作品です。
ストーリーとしては、ヤクザの家で生まれ育った女子高生・染井吉乃が、ある日突然引き合わされた婚約者・深山霧島のせいで平穏な日常をぶち壊されていく――という感じで、なかなか危険な香りがします。
さきほど外伝といいましたが、『二人は底辺』は『来世は他人がいい』より前に書かれた作品です。
43ページという短さなので、手軽に読めるのも嬉しいところ。ちなみに本編を知らなくても読めます。
ちなみに作者の小西明日翔(Twitterアカウント名は鉄男)さんは、デビュー作『春の呪い』でも「このマンガがすごい!2017 オンナ編」2位を受賞しています。
これからもどんな作品を発表していってくれるのか楽しみですね!
二人は底辺 ある日突然家族になった少年
先ほど、『来世は他人がいい』は吉乃と霧島の話、というふうに書きましたが、『二人は底辺』には霧島は1ミリも登場しません笑
メインは吉乃と、『来世は他人がいい』の主要人物の1人である鳥葦翔真です。
本編では吉乃の弟分的存在で、ワンコっぽさもあって可愛らしいのですが・・・
『二人は底辺』での彼の表情がこちら!
犬は犬でも、まさに狂犬ですよ!
物語は、この翔真が吉乃の「家族」になることから始まります。(自分に殴りかかるヤンキーを息子にする変わったおじいちゃんのせいで笑)
驚く吉乃に対し、翔真本人は意思を問われて「どうでもいい」と答える投げやりさ。
果たして2人は上手くやっていけるのでしょうか?
二人は底辺 主人公・吉乃の孤独
『二人は底辺』というタイトルの通りこの漫画は、社会からはずれた人間どうしを描いています。
美人でスタイルも良く、はっきりした性格で・・・と、ちやほやされる要素たっぷりに見える吉乃ですが、彼女も「ヤクザの娘」という肩書きのせいで友達が全然おらず、周囲から遠巻きにされています。
学校で女子生徒たちが自分の陰口を言っているのを聞いて無表情で身を隠す姿も、「かわいそう」という言葉に「余計なお世話や」と心のなかでつぶやく姿も、強がっているものの寂しそうで・・・。
タイプが全然ちがうのに、初対面の翔真のことを気にかけてしまうという理由もわかる気がします。
まあ、思い切って声をかけたのに「ウザい」といわれてしまっていますが。
二人は底辺 翔真の壮絶な過去
「ウザい」と言い逃げされてキレている吉乃に対し、(まあまあとなだめるように笑)祖父の部下の一人・布袋が翔真の過去についてこぼします。
小さいときに母親を亡くし、その後たらい回しにされた揚げ句、息子を金づるとしか思わない父親に引き取られる。最終的には染井組に金で買い取られる。
なんかもう、落ちるとこまで落ちたという感じですよね。
そりゃあ、あんな凶暴な顔つきをするようにもなるでしょう。自分の人生なのに「どうでもいい」と思ってしまうでしょう。
そう考えると、やるせない気分になってしまいます。
二人は底辺 吉乃の啖呵にシビれる
さすがヤクザの娘というべきか、普段大人しくしていても吉乃の肝の据わり具合は半端ではありません。
↑『来世は他人がいい』第1巻にて、吉乃のキレ芸(?)・・・笑
ヒロインとは思えないむちゃくちゃ怖い顔をするんですが、この強さにスカッとする一面もあります。『二人は底辺』では特にそうですね。
物語終盤で翔真の父親がまた金をせびりに来て、キレた翔真が包丁を突きつけたところに吉乃が鉢合わせしてしまい・・・
という、なんとも危ない状況なんですが、そこで吉乃がとった行動、そして彼女の言葉に思わず「かっこいい!」となってしまいます。
普段大人しくしているときとのギャップがたまらないです。「強い女の子」が好きなみなさんは、彼女にうっかりオチてしまうことでしょう。
「底辺」同士だからこそ分かり合える?
初対面からのあれこれを経て、今ではすっかり仲のいい2人ですが、そうなれた一番の理由は「境遇が似ていたから」でしょう。
作中で布袋が「底辺が底辺を受け入れんくてどうすんねん」と言っていますが、まさにその通り。
きっと、どちらかがいわゆる「マトモ」な人間だったら、こんな結果にならなかったでしょう。
最所なんとなくうまくいっても、いつかはきっと破綻してしまう。
吉乃も翔真も、自分の意志にかかわらず「どん底」にいます。今までもこれからも。
だからこそ、これからもずっと互いが互いの光だったらいいなと願うばかりです。
翔真に魅せられてしまった方々の声
二人は底辺 まとめ
『来世は他人がいい』の外伝『二人は底辺』について紹介しました。
吉乃と翔真が抱えるものと、お互いがお互いの支えとなっていく過程がよく伝わる物語です。
吉乃の啖呵や、翔真のギャップにも要注目!!
はじめのほうで「本編を知らなくても読める」と書いたのですが、もちろん本編も一緒に読んだほうが100倍面白いです!
『二人は底辺』のギザギザにとがっている翔真も良いですが、丸くなってからの忠犬バージョンも可愛いですよ。
吉乃と霧島の殺伐とした関係も良いので・・・ぜひ・・・
どん底人間たちが織り成す人間ドラマが気になったら、『二人は底辺』も『来世は他人がいい』も、どちらも一度読んでみてください!
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